組合について
ごあいさつ
当組合の前身である歯舞他5ケ村漁業組合は明治45年に設立され、その後、昭和19年から歯舞漁業会を経て、昭和24年8月1日、水産業協同組合法の施行に伴って現在の「歯舞漁業協同組合」として設立し、業務を開始致しました。
200海里規制以前には、中型さけます流し網漁船37隻、母船式さけます流し網独航船6隻を有するなど沖合漁業を中心としてきましたが、国際規制による減船等によって、現在は「日本200海里内さけます流し網漁船14隻」を残すのみとなりました。
又、当時は遠洋まぐろ漁業にも活路を求め、まぐろ延縄漁船5隻を自営しておりましたが、この漁業もまた国際規制が強まり止むを得ず撤退致しました。
こうした販売事業の取扱い減少を対処する為、昆布の加工・製造事業に着手し直販事業をスタートさせました。
現在、「棹前昆布」の小袋加工品や乾麺類の他、平成2年から始めた「昆布しょうゆ」は業界最大手の「キッコーマン(株)」と提携し、関連商品を合わせた開発営業部門の令和2年度総売上高は4億4千9百万円に達しております。
「はぼまい昆布しょうゆ」は北海道で4番目の”地域団体商標”に登録され、しょうゆという分野では、日本初の地域団体商標、加工食品では北海道初の地域団体商標登録となります。
また、平成19年には根室地域歯舞地区マリンビジョンを策定し、歯舞ブランド確立に向けて多様な取組みを展開し、この取り組みの過程で水産業はもとより地域経済や社会の活性化を目指し、特に、歯舞水産物のブランド化を中心テーマに位置付け、ブランド化への取組みを通じた漁業振興と納沙布岬観光の振興による地域の活性化に向けて関係者が一体となって取組み、活気のある地域づくりを目指しております。
以上、歯舞漁業協同組合の概要を申し上げ、ご挨拶と致します。
